上の言葉はこれからもっと日本で必要な言葉だと思います。
【足るを知る者は富む】

老荘では「欲」を否定していません、「欲」はアクセルとしても重要なものです、「意欲」といったように。でもあまりにも今の世の中は「欲」を煽りすぎる仕組みがありふれている気がします。企業の広告なんかも、別に現状で満足してあまり顔を出さない「欲」をうまーく突いて、物欲や権威欲、金銭欲、名誉欲なんかがアクセル全開で出てきます。そうすると過度な欲に振り回されてしまう、そういった時に「足知者富」がブレーキの役割で自分をコントロールしてくれる。その結果、意欲がよりわき上がりやる事も心もより良い方向に向かうと思います。

何でも「○○過ぎる」という過度な事は良くないですね、でも今はそういった仕掛けが多すぎると思います。

食べ過ぎるというのも、食欲を抑えきれず多くの物を食べ過ぎた結果、生活習慣病や肥満などになり、結局病気や体調不良などになって損をしてしまう事も多いと思います。

そんな「欲」というアクセルを制御するためのブレーキとしての「足知者富」はぜひ心の留めておくのに良い言葉だと感じます。

今の経済成長を目指す日本でもより「欲」を刺激する施策などが増えるのでしょう。
でも、お金の豊かさと幸せがある水準から比例しないのは多くの実験で立証されています、何よりそう実感している人も多いのではないでしょうか。
最近発表されたOECDの世界36ヶ国(先進国ですね)の幸福度指標調査でも発表されています。
安全が1位、教育が2位、収入が6位、と上位なのに対して、生活の満足度が27位、仕事と生活の調和が34位、で総合は21位(36ヶ国中)でした。

でも国は「経済成長」を優先させ、10年で所得を150万上げるといい、支持率も高い。「経済成長=国民の幸せ」というモデルはもう旧いものだと思うのですが…。

一方で地球問題は…

「もし世界の人がアメリカ人並みの生活をするには地球が5.6個必要」と言われています(全員が日本人でも2.5個必要です)
そんな中、中国が2030年にはアメリカをGDPで抜くという予測もあります、今、一人当たりのGDPが日本やアメリカの1/8ぐらいの中国人全員が同じ水準までなってくる…。とても地球が耐えきれるとは思えませんし、食糧問題、水問題、環境汚染、温暖化、などさまざまな問題が出てくるのでしょうね。

そういったある程度予測できる未来が分かっているのであれば、それに対して僕たち日本人は「足知者富」ということを実践して、文化や自然を守り、幸福度の高い状態を作っていきたいですね。

日々の小さな事から、社会活動を通じてそういった事を実現できるように模索していきたいと思います。

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