「長生きしたけりゃ肉を食べるな」
「肉を食べる人は長生きする」

という両論を唱える本が本屋でも並んでおいてあったりします。
肉を食べることが健康にとって良いのか、悪いのか、という議論は昔からありますし、どちらもいろんな検証や根拠を元に主張しています。

「肉を嗜好品として、好きだから食べる」「美味しいと思わないから食べない」という好き・嫌いの問題なら分かります。
でも、もし、「肉は美味しいとも思わないけど、長生きしたいがためにちょっとムリしても食べるようにしている」という人がいたら、それはちょっと自分勝手なんじゃないかと思ってしまいます。

肉が健康にとって良いのか悪いのか、という健康問題については今回は話さずに、環境問題、食糧問題などの観点から「お肉を食べる」ということをより考えてみたいと思います。

まず、食糧問題について。
世界の人口が70億人を超えて、まだまだ増加しています。2050年には91億人になるそうです。配分がうまく行っていないなどはありますが、どちらにしても増える人たちの胃袋を満たす必要がありますが、肉はどうしても非効率です。

豚は4kgの穀物を食べて肉1kgを作ります。
牛肉1kgを作るためには穀物10kgが必要です。

もしこの非効率な肉をアメリカの人の平均的な基準にするとこの地球は26億人分の食糧しかまかなうことができないと言われています。

環境問題
地球温暖化の問題が言われています。だから二酸化炭素をほぼ出さない原発は必要だ、なんて議論もあります(僕はこの理由は嫌いですが)
過去30年で二酸化炭素は30%増えています、その人間に起因するCO2増加の5分の1は畜産業によるものです。
また世界に13億頭以上いる牛の糞尿やゲップから排出されるメタンガスの量も増えており、メタンガスはCO2以上の温室効果作用を持っています。

他にも、
世界の年間穀物生産量17億トンの内、畜産用の飼料になるのは8億トン以上
アメリカの農地の85%畜産用
その飼料を作るために必要なガソリンは1kgの肉につき7.58リットルが必要
家畜の放牧などで植物が食いつくされることでの土壌浸食
牛肉生産のために失われて行く南米の熱帯雨林

などがあります。
こんな事を書くと、肉をよく食べている人は罪悪感を思ってしまうかもしれませんが、日本の牛肉消費量はアメリカの4分の1程度です。
でもアメリカが少しずつ減っているのに対して、日本は少しずつ増えている…

こういった問題がある、ということを踏まえた上で、よくお肉を食べている人は、1食減らしてみる。週に1日肉を食べない日をつくる、など少し減らすことから始めてはいかがでしょう。(ほとんど食べていない人は地球環境に貢献してると思って頂いて 笑)

オノ・ヨーコやポールマッカートニーは「Meat Free Monday」という肉を1日食べない日を作る運動などを訴えています。

もし全ての人々が1週間に1日だけベジタリアンになったら…

・フランス全国で排出されるCO2と同量の温室効果ガスを削減できる
・ニュージーランド全家庭に4ヶ月供給できる水を確保できる
・飼料の穀物を直接消費することで200万人以上の人を1年間養える

僕たちのちょっとした行動で企業の姿勢が変わって行くかもしれないし、社会も地球も変わっていくと思います。
Think Global, Act Local

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