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橋本宙八からのひと言

日々思うこと、伝えたいこと、徒然なるままに・・・

雑草から学ぶこと

都会の暮らしに憧れる人がいる一方で、自然環境での生活に惹かれて自然の暮らしに憧れる人も多い。確かに自然の暮らしは素晴らしいものだが、そんなに楽しいことばかりでもない。自然と向き合話なければならない大変なことが一杯ある。

ここ京都の里山でも、そこそこに苦労することがある。その一つが草刈りだ。東北では、草刈りは年に二度もすればどうにか済んだが、ここでは、とても二度くらいの草刈りでは済まない。草の成長が驚くほど早く、5、6回は必要だ。ちょっと手を抜くと、たちまち庭も畑も草でぼうぼうになってしまう。綺麗な環境づくりに努力する農家の人に対しても、風景を乱すようで恥ずかしい。

その草刈りで悩ましいことの一つは、雑草の中に生えている可愛い野花を切ることだ。しかし、それを躊躇していたら草刈りが出来なくなる。いつもバッサリやって後悔する。そんな連続だ

そんな雑草を見ていて驚くことは、彼らの生命力の強さだ。暑かろうが寒かろうが、大雨が降ろうが降るまいが、どんなに厳しい環境下でも、見事に生き抜く。枯れたり腐ってしまうことなど滅多にない。いつでも青々と葉を茂らせている。改めて考えると、すごいことである。

それに比べたら、畑の野菜のあまりにもデリケートなことにも驚く。わずかな栄養や水が不足してもたちまち成長が止まり時には枯れてしまう。いつも栄養をたっぷりと与え続け、虫の害からも守らねばならない。手をかけなければ思うように育ってくれないのが畑の野菜だ。

この違いは一体何だろう?なぜ、野菜はあれほど繊細で、雑草は強いのか?もし、野菜を雑草のように作れたら、どんなに野菜づくりが楽で食べて美味しく、且つ、健康な野菜が食べられることだろう。雑草の強さの秘密は一体どこにあるのか?

その秘密の一つは、耕さない大地にある。自然の草地は、どんなに大雨が降っても崩れることも流れることもない。福島の山奥で経験済みだ。一方、人間の手で耕した大地は、ほんのわずかでも削ったら、たちまち表土が流れてしまう。削ることで大地の巧妙なバランスが崩れるからだ。

もう一つの秘密は、雑草は、あらゆる種類の草と混在していることだ。この多様性が、雑草が持つ生命力の一番の強さの秘密ではないのか?動物も植物も生命の世界は驚くほど多様性に満ちている。だからこそ、どんな環境下にあっても互いの力で補い合い、助け合って生き延びて行けるのだ。

現代は、経済と機能性が優先され、多様性を失う時代とも言われる。異なる者を認めたがらないエゴは、その弱さの裏返しでもある。多様な人間の交わりを認めない社会は脆弱で、やがて衰退する運命にある。雑草のように他者を尊重し、多様性を認め、互いに助け合うことこそが、危機的時代と言われるこれからの社会には一層必要だろう。雑草から学ばねばならないことである。


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